気になる?成婚率の事実をお伝えします

入会検討中


こんにちは。大阪梅田の結婚相談所 kotopuro 代表の岩田です。

結婚相談所のホームページにも最近よく掲載されている内容の一つに「成婚率」があります。
入会の相談でも「成婚率」を気にされている方を多くお見受けします。

「みなさん、成婚までに何回くらいお見合いされていますか?」
「何人に申込をすれば成婚できますか?」

など、データを気にされることもあります。

もちろん、自分は入会したら結婚できるのだろうか?
結婚するまでに費用はどのくらい必要なのだろうか?
という不安を抱えていらっしゃるので、
成婚率が高い相談所の方が、結婚できる可能性が高いのだから、少しでも成婚率の高い結婚相談所に入会したいという気持ちはよくわかります。

今日は、「結婚相談所の成婚率」の事実をお話しようと思います。

https://kotopuro.com/

そもそも成婚率って何?

A子さん
A子さん

結婚相談所の成婚率っでとっても気になる数字ですね。イメージですが、成婚率が高い方が成婚しやすい結婚相談所なのかなって思います。

代表 岩田
代表 岩田

実は「成婚率」はこの数式で出しなさい。という定義がないんですよ。

明確な定義がないのに、「成婚率」という単語だけが一人歩きしている。
「率」という数値である以上は、母数に対する〇〇の割合 となりますが、
その母数ですら、どの範囲を条件とするのかさえも、明確に決まっていないのが事実です。

IBJ(日本結婚相談所連盟)全体での成婚率も発表されていません。だから、各相談所が独自で算出した数字ということになります。

例えば、A結婚相談所は、
入会した会員数を母数として、その中で成婚退会した人の割合と定義すれば
会員数が100名 成婚退会した人が20人だったら、 成婚率は20%です。

また、B結婚相談所は
退会した会員数を母数として、その中で成婚退会した人の割合と定義すれば
退会者数が25人 成婚退会した人が20人だったら 成婚率は80%です。

A子さん
A子さん

成婚退会した人は同じ20人なのに、母数を何にするかでこんなに成婚率が違うのですね。

母数を自由に定義すれば、数字は全く違うものになりますよね。

・入会して1年以内の人のみを対象とする
・成婚者が多かった1年間を対象とする
 など、定義がないので、どの数字も間違いではないですし、デタラメでもありません。

 

成婚者は成婚した人

ここまでは、成婚率を出すための母数や数値について書いてきましたが、
そもそも成婚率の「成婚した人」の定義はどうなっているのでしょうか?

代表 岩田
代表 岩田

成婚率は「結婚相談所で出会って成婚した人の割合」だと思いますよね

A子さん
A子さん

結婚相談所以外で結婚することはあるのですか?

実は、結婚相談所で活動していても、結婚相談所以外でも出会いがあることもあります。
そうすると、結婚相談所では成婚できなかったけれど、成婚はした人なので、成婚者に含むこともあります。

ただし、会員同士ではなく、退会している人なので、実際に成婚しているかどうかの信憑性はどうなのでしょうか。

「成婚退会」のタイミングはいつ?

成婚退会にも、結婚相談所による異なることもあります。
IBJ(日本結婚相談所連盟)であれば、
プロポーズを承諾してもらって、婚約状態になれば 成婚退会ですが

結婚情報サービス(オーネット・ゼクシィ縁結び)
 結婚を前提に交際がスタートしたら成婚退会となります。
 交際がスタートなので、そこからプロポーズや婚約までの途中で破局することも多々あります。

つまり、成婚のタイミングが全く異なるので、算出されている成婚率そのものを比較することがナンセンスなのです。
 

結婚相談所は成婚率で選ぶべきか?

いかがでしょうか。ここまで成婚率の計算方法や条件が異なるため、比較するべきではない。ということは理解いただけたかと思います。

成婚率が高いことと、自分に合っていることは違うという理由

では、もし、算出方法や算出のための条件を同じにしたとして、
結婚相談所を成婚率が高いからという理由で選ぶことは、理にかなっているのでしょうか?


成婚率の母数を、その相談所の会員数とした際に、以下のようなことが考えられます。

結婚相談所によっては、会員の特性が女性や男性に特化しているところ や 20代を中心としているなど、各々の会員の属性が異なります。
20代の女性と40代の女性では、成婚率が大きく異なります。
また、男性と女性でも成婚率が違ってきます。
すると、そもそも結婚相談所ごとに算出する成婚率を比較しても意味がない。ということになります。

また、成婚率が高いからと言って、あなたがその結婚相談所で活動した後の数字ではなく、今までその結婚相談所で活動した人の数字なので、あなたに当てはめて考えることはできません。

結婚相談所を選ぶ際にみるべきポイントは成婚率ではありません

成婚率を気にする必要がないという理由は
・成婚率の定義がない
・計算方法が統一されていないので、比較しても意味がない
・条件が違う人の成婚率は参考にならない
ということです。

成婚率より、担当者と自分の相性を気にされることをおすすめします。
担当者が自分ごととして、活動の進め方や申込に関するアドバイス、交際中のサポート、成婚までの活動をどうプランニングするかなどを 考えてくれるのかなど

 単なる数字よりも、担当者の人柄を見るべきなのです。


「成婚率」に惑わされずに、しっかりと自分にあった結婚相談所を見つけることが、成婚への近道だと思います。

https://kotopuro.com/muryouu