こんにちは。大阪梅田の結婚相談所kotopuro代表、婚活コンサルタントの岩田寿子です。
結婚が決まった二人の中には、「結婚式をやるべきかどうか」で迷う方が少なくありません。
「お金がかかるし、準備が大変」「フォトウェディングだけで十分かも」——そんな声を聞くたびに、私はコンサルタントとして一つの思いを伝えています。
「結婚式は自分たちのためであると同時に、親御様への感謝を伝える大切な場でもある」ということです。
実際、kotopuroの卒業生からはこんなLINEが届きました。

「泣くと思わなかった父が泣いてたんです。結婚式をやるかどうか迷ったところからのスタートでしたが、やってよかったです☺️」
この言葉を読むたびに、結婚式の本当の意味を改めて感じます。今回は、最近の結婚式事情や実際の声を交えながら、結婚式を迷う二人に向けてお話しします。
結婚式を迷うカップルが増えている背景
費用の問題
結婚式は平均で約300万円ほどかかるといわれています(リクルートブライダル総研調べ)。
新生活のスタートに大きな出費を伴うことから、「そこまでお金をかける必要があるのか」と考えるカップルも少なくありません。
コロナ禍による変化
コロナ禍以降、少人数婚や家族婚、フォトウェディングといった新しい形の挙式が広まりました。
「二人だけで」「写真だけで」といった選択肢が当たり前になり、結婚式を省略する流れが加速したのです。
結婚観の多様化
結婚=式を挙げる、という価値観が薄れ、「籍を入れれば十分」と考える方も増えました。
このように、時代の変化や価値観の多様化によって「結婚式は本当に必要?」と悩む人が増えているのです。
結婚式の本当の意味
二人の愛を誓う場
もちろん結婚式は、二人が「夫婦」として社会に認められる大切なセレモニーです。
ただ籍を入れるだけでは得られない“節目”の感覚を味わうことができ、二人にとってかけがえのない思い出になります。
親御様への感謝を伝える場
しかし、それ以上に忘れてはいけないのが「親御様への感謝を伝える」という側面です。
結婚式のクライマックスで花嫁が手紙を読む場面。普段は言葉にできなかった「ありがとう」を形にして届けられるのは、やはり結婚式ならではです。
冒頭で紹介した卒業生も、「父が泣いたのを初めて見た」と話していました。
育ててくれた親御様に晴れ姿を見せること。それは二人だけでは完結しない、家族をつなぐ儀式なのです。
最近の結婚式事情
少人数婚・家族婚の人気
近年は招待客を50名未満に絞り、親族や親しい友人だけで行うアットホームな式が人気です。
「大規模な披露宴は負担が大きいけれど、親には感謝を伝えたい」という気持ちから選ばれています。
フォトウェディングの需要
衣装を着て写真だけ撮影する「フォト婚」も増えています。費用を抑えつつ記念を残せる点で魅力的です。
ただし、親御様にとっては「式を挙げてほしい」という想いも根強く、後から「やっぱりやればよかった」と感じるケースも。
それでも式を選ぶ理由
ブライダル総研の調査によると、挙式を行ったカップルの約8割が「親に晴れ姿を見せられて良かった」と答えています。
結局のところ、式を挙げる最大の理由は「親に喜んでもらいたい」という気持ちに尽きるのです。
kotopuro卒業生の声
卒業生から届いた報告には、こんな言葉が並んでいました。
- 「最初は費用のことばかり考えて迷っていたけど、親の喜ぶ姿を見てやって良かった」
- 「母がずっと結婚式に憧れていたので、花嫁姿を見せられて嬉しかった」
- 「父が泣いたのを初めて見て、改めて家族の絆を感じた」
これらはすべて、結婚式を挙げなければ得られなかった体験です。
婚活コンサルタントからのアドバイス
💬

「正直、結婚式ってお金もかかるし準備が面倒で…」

「その気持ち、よくわかります。でも“親御様の涙”は、やってみないと味わえませんよ」
結婚式を「二人のイベント」とだけ考えると、費用や準備の大変さに目がいってしまいます。
しかし、結婚は二人だけでなく、家族と家族がつながる大切な出来事。
結婚式は“親のためにするもの”という視点を持つことで、その価値が大きく変わります。
「親に感謝を伝えたい」という気持ちがあるなら、ぜひ一度、式という選択肢を前向きに考えてみてください。
まとめ
結婚式は「二人のため」だけではありません。
- 育ててくれた親に感謝を伝えるため
- 家族の絆を深めるため
- 一生の節目を形に残すため
迷っている方こそ、ぜひ結婚式の価値を見直してみてください。
卒業生が送ってくれた「父が泣いた」という一言は、結婚式が持つ力を物語っています。
結婚式は親にとっても一生に一度の大切な日。
迷っている二人にこそ、「親御様のために挙げる」という選択をおすすめします。
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