大阪梅田の少人数制結婚相談所 kotopuroの岩田です。
結婚すると、今まで一人で生活をしていた方は家庭のお金をパートナーと2人ですることになります。
また、実家暮らしだった方は、今まで親が負担をしてくれていた居住費や光熱費についても自分たちで管理をしていくことになります。
結婚とお金は切り離して考えられないものなのですが、お金の話をすることに抵抗がある人も多いようです。
kotopuroでは、活動中の会員様にも「お金」については必ず仮交際中に話題にして、考え方や価値観などを、真剣交際に進む判断基準とすることをお伝えしています。
結婚式はする方が良い
結婚相談所は、結婚相手を探す活動をするところです。
相談所としてのゴールは結婚相手がみつかり、結婚する。ことですが、実際の活動は婚約までです。
会員様に素敵なお相手が見つかり、ご両親への挨拶を済ませ、プロポーズをしてもらって、婚約となり、相談所も成婚退会(Kotopuroでは卒業)となります。
ご入会の際や、活動期間中、お相手が見つかり、真剣交際に進む時、さまざまな場面で、私は会員様に「結婚式」に対する希望やお考えをお聞きします。
そうすると、kotopuroの会員様の中にも、
「絶対結婚式はしたい」
「親や兄弟だけの少人数でしたい」
「できればしたくない」
「写真だけは撮りたい」
など、様々な考えの方がおられます。
2人ともが、とても強い信念で、「結婚式は絶対にしない」という考え方なら、無理強いはしませんが、婚活コンサルタントの立場として、また子どもを持つ親の立場としては、結婚式をすることをおすすめします。
それは、今まで育ててくれた親への感謝を表す。
そして親は子育てを卒業する。
結婚式は、そのための儀式なのです。
だから、結婚式は親孝行でもあるのです。
とはいえ、結婚式ってお金がかかります。
お金がかかるから、結婚式はしない。という考え方もありますが、お金をかけずにする方法だってたくさんあります。
どんな結婚式をするかで、費用は大きく異なります。
まずは、結婚式をするには、どんなことに気をつけ、どんな風に決めていけばよいのか、それを理解してから、自分の結婚式、自分たちの結婚式はどうするかを考えてみてはいかがでしょうか?
結婚式の段取りの10Step
今回は結婚式を考えるためのステップをまとめてみました。
一生に一度のこととはいえ、いくらでもお金をかけていいというものではありません。
数時間のイベントに貯金を全部使ってしまったり、ローンを組んで借金までしてするものではありません。
結婚式は華やかな一生に一度のイベントですが、その後にはリアルな新生活が始まります。
1年後には赤ちゃんが生まれているかもしれませんからね。
結婚式をするために必要なことは、次の10ステップです。
1.自分たちが出す(出せる)金額を決める
まず最初に考えることは、自分たちが出せる金額を決めることです。
結婚式の平均費用は300万円と言われたりしますが、だから300万円必要なんだ。と思うのではなく、自分たちはいくらだったらお金を出せるのかという考え方をするのが正解です。
結婚式の予算の目安は、2人の貯金の合計額の30%までが妥当だと思います。
2人の貯金が合計300万円あれば、90万円が限度額です。
これに、双方の親からの援助が計100万円、あてにできるお祝い金が100万円なら、合計290万円が予算になります。
この予算の中で、結婚式・新婚旅行・新居の費用を出すこと。
貯金の70%を手元に残して、新婚生活をスタートすれば、家具を追加で購入したり、出産の費用に充てたり、今後のマイホーム購入の頭金にすることも可能です。
1日だけのイベントの結婚式に、お金を使い過ぎない!
これから始まる結婚生活は、何十年も続きます。お金は有限。バランスをよく考えて、計画してください。
2.親からの援助を確認する
子どもの結婚に援助してくれる親は多いですが、家庭環境や考え方は様々です。
2人の親からの援助は同額にすること。
結婚後、「こちらは100万円だしたのに、そちらは30万円だった」という愚痴は聞きたくないものです。また、結婚後のパワーバランスに影響するとなにかとやりにくいものです。
親にお金を話しを切り出しにくいけれど、今後もお金の話をする機会は増えてきます。
2人の結婚が決まったら、まず第一歩として、率直に話しをしてみましょう。
3.出席者からのお祝い金を見積もる
伝統的な結婚式のスタイルは、出席者からのご祝儀を見込むことができます。
近い親族なら1人5万円、友人なら3万円など、家族や地域によって、だいたいの目安があるでしょう。
結婚式に招待人数に応じて、ご祝儀の金額の見積もりができます。
ただし、最近は会費制にしたり、家族だけ、近しい親族だけ、友人の数の少ない、少人数制の結婚式が多くなりましたので、あまりご祝儀金をあてにしない、少ない金額に見積もることをおすすめします。
(少人数な分、費用も多くかからないのですから)
4.トータルの金額を決める
何事にも、総予算を決めてから、それぞれの項目ごとの予算立てをするほうが、スムーズです。
自分たちで出せる金額、親からの援助、お祝い金の合計をトータル金額とします。
例えば、自分たちで出せるお金が30万円ずつなら、合計60万円。
それに双方の親からの援助が50万円ずつなら 100万円。
ご祝儀で50万円いただくと、トータルは210万円となります。
5.新婚旅行や新居の費用を決める
トータルの金額が決まったら、それからは項目ごとの予算を決めます。
ここで大事なことは、予算の全てを結婚式に使わない。ということです。
結婚式が終わったら、2人の新居での結婚生活が始まります。
引越費用や新婚旅行も必要でしょう。
先ほどのトータル210万円の予算から、引越費用(家具などの購入含む)30万円や新婚旅行50万円(お土産も含む)を引くと、130万円が結婚式にかけられる費用になりますよ。
6.どんな式にしたいか具体的に話しあう
前項までで、おおよその金額の目安が出たら、式の具体的なことを話し合いましょう。
会場は、神社なのか、ホテルなのか、レストランの貸切なのか。自宅やリゾート地もありますよね。
情報誌やインターネットで調べると、その式場ならどのくらいと予算がわかるはずです。
また、結婚式で費用がかさむものは、ドレスや着物、食事、演出でしょう。
何が自分たちにとって、一番優先したいのか、一番大切なものは何なのかを、お互いの希望も含めて、優先順位をつけていきます。
7.会場を探す
どんな式がしたい。2人のイメージが固まったら、実際に会場を選ぶ作業です。
会場を2人で探す。
現地に行かないとわからないこともあるでしょう。
思っていたよりも値段が高かったり、安かったり。
また、日程や時間帯によっても料金が異なることもあります。
全ての希望を満たすことができない場合もあるかもしれません。その場合は先に決めた優先順位を元に考えましょう。
8.会場と打ち合わせをする
複数の会場を見たら、2人でよく話し合いましょう。
自分たちの希望を伝えやすいか。どんな対応をしてもらえるのか。
結婚相談所選びと同じで、結婚式会場の担当者とご自分の相性というのは非常に大事です。
そして、大切なことは、
最初から予算をはっきり伝えることです。
いろんなプランや魅力的な内容を見せられると、ついつい少しくらいの予算オーバーでもいいかなと、思ってしまいます。ところが、少しづつ、少しづつが積み重なると最終的に大きな金額になってしまうものです。
また、打ち合わせの際に、必ず確認しておくことは、プラン変更やキャンセルの条件です。
まさに自分にはそんなことは起きないと思ってしまいがちですが、念のためです。
親が入院したり、ご本人が交通事故にあったりするなど、予定通りにできなくなることもあります。
3.11やコロナで結婚式を延期するカップルも多くありました。
トラブル回避のためには、必ず確認しておきましょう。
9.支払い金額やタイミングを決める
支払いのタイミングや金額は会場によって異なります。
キャンセルの可能性が全くないことはないので、支払いのタイミングや条件の確認はくれぐれも怠らないように、気をつけましょう。
式の何日前までにいくら、式の当日にいくら、式の終了後何日以内にいくらと、支払うタイミングと金額を確認すること。もちろん、2人で支払うことなので、2人が負担することの再認識も必要です。
10.ローンは絶対借りない!
「ブライダルローン」というものがあります。
以前は、結婚式の費用は全額前払いというところが多かったので、仕方なくローンを組んで先に支払いをして、ご祝儀が入ったら、返済する。という形で利用する人もいました。
他にも、新婚旅行に費用が予算オーバーしてしまった。などで利用する人も・・・・
どんな理由でも、ローンは借りないこと!
ローンは借金なのです。
2人でできる範囲ですること。持っている範囲のお金で買い物をする。
これは、これからの2人の生活の中で、一番大切なお金のルールです。
2人のこれからの人生のために、有意義なお金の使い方をしてください。