こんにちは。大阪(梅田)結婚相談所 Kotopuro(コトプロ) 代表 岩田です。
今回は「結婚したら子どもが欲しい」と思っている婚活男性に向けて、「不妊」についてのことをまとめました。
30代後半から40代前半の「子どもがほしい」と思っている婚活男性は、お相手となる30代女性も「子どもを産みたいから」という理由で結婚相談所に入会した方が多いので、必ず知っておいてほしい問題です。
子どもが欲しい~!それだけでは・・・
男性も女性も婚活をしていて、どちらも「子どもが欲しい」という希望だったら、それで、二人の意見が一致していて良かった良かった。と思うかもしれません。
でも、ちょっと待って!女性と男性では、妊活についての意識が全然違うんですよ。
30代の女性ともなると、お友達で不妊治療をしていたり、自分でも不妊について勉強していたり、
そして、「もしかしたら、自分も不妊になるかも・・・」と不安を持っている人も多いです。
そんな時に、出会った男性から「結婚したら子どもが欲しい~」とか「早く子どもが欲しいから早く結婚しよう」とか単純な考えで言われたら、どう思うでしょう。
「子どもができなかったら、どうしよう・・・」って プレッシャーに感じて、不安になると思いませんか?
もっと最悪なのが、
「両親に早く孫の顔をみせてやりたいんだよ」とか言われたら、両親に孫を見せるために私と結婚するの?と思うでしょ。または、「子どもができなかったら、私のせいになるのかな?」とも思うでしょ。
婚活男性が、親に早く孫の顔を見せたい。と思うのは、悪くないし、本音だと思います。
本音だからこそ、口に出すと、後で取り返しのつかない亀裂になったり、女性を傷つけたりすることになります。
更にもっと最悪なのは、男性の母親が出てきて、「早く孫の顔見せてほしいから頑張ってね」とか言うパターンです。
結婚しても、妊娠できなかった女性は、昔は離縁と言って、嫁ぎ先から実家へ戻らされる時代もありましたが、今はそんな時代ではありません。が、母親まででてきて、「早く孫の顔・・・」というのは、
言われた女性の気持ちになって考えてみてください。それでなくても、不妊になったら、とか 不妊かもしれないとか、不安を抱えているのに、追い打ちをかけるような言葉をかけられたら、どうでしょう?
だから、婚活中の男性は女性に
「僕も子どもが好きだから、子どもができたら嬉しい。でも、もし、子どもができなくても、君と一緒の人生ならきっと楽しく暮らしていけると思う。」という風に、言葉を選んで自分の子どもに対する考え方や気持ちを伝えましょう。
子どもは授かりもの!まずは二人の人生を!その上でできたら嬉しいね。
「ブライダルチェック」 って知ってる?
WHO(世界保健機構)が発表したの不妊原因の調査では、
このグラフからもわかるように、不妊の原因の半分は男性にもあります。
結婚相談所の入会理由も30代の男女は断然、「出産のことを考えて入会した」という人が多いです。
だから、女性は自分が不妊かどうかの検査をしている人も多いのです。不妊の可能性が誰にでもあるのです。だから、男性も女性と同じくらい不妊に対する意識を持っていると、女性は気が楽になるというものです。
単純に、
「結婚したら、子どもは二人くらいほしいね」とか「男の子ができたら、一緒にサッカーしたいわぁ」とは言うのは勝手ですが、それって、自分には不妊のリスクがない!という前提での希望だと思います。
でも、自分にも不妊のリクすがあると思っている女性にとっては、
「そもそもあなたの生殖能力は大丈夫なのでしょうか?」と聞きたいところだと思います。
でも、こんなことを面と向かって聞いたら、なんて思われるやろ・・・と、聞きたいけれど聞けない!のが現実でしょう。男性もいきなりおつきあいをしている女性から、「あなたは子どもが作れる能力はありますか?」って聞かれたら、戸惑ってしますでしょう。
だから
男性も自分の意志で、「ブライダルチェック」を受けてほしいのです。
「ブライダルチェック」という言葉すら、初めて聞いた!という人も少なくないと思います。
ブライダルチェックは、男性の精子の量・数・質・運動量・動きなどを調べる検査です。
ここで、「動きが悪い」とか「数が少ない」とかがわかるようになっています。
加えて、性感染症の検査も行われます。
エイズ・梅毒・淋病・クラミジア・B型肝炎 などですが、性感染症は不妊の原因と、仮に妊娠しても胎児への障害をもたらすことにもなる可能性も含んでいます。
婚活を始めたら、きっちり検査を受けて、感染症があれば早期に治療をしましょう。
そして、検査結果表をキチンと保管しておいて、二人の将来の話が具体的にできるようになった時には、自分から検査結果表も見せて女性を安心させてあげてください。
くれぐれも、話題するタイミング、検査結果表を見せるタイミングを待ちえないでね。
もっと大切なこと
ここまで、単純に子どもが欲しいと思わないこと。そして、男性もブライダルチェックを受けることをお話しましたが、それ以上にもっと大切なことがあります。
それは、
子育てに対する男性の姿勢です。
最近は、共働きを希望される男性がほとんどなので、家事育児には協力しなければならない。という意識は大抵の方がもっておられます。
とりわけ、婚活されている方はその部分をアピールしないといけないということも、認識されている方が多いです。
でも、男性が考える家事・育児に対しての意識は、まだまだ「自分も手伝うよ」レベルですね。
よく男性は「子どもが好きだから、ぜったい可愛がるよ」とか「休みの日は一緒に遊びたいと思う」とか言います。が、それは、女性の育児からすれば、ほんの上辺の話です。
女性は、子どもを産むと、本当に自分の全てを犠牲にして子育てします。子どもの命を守ります。
時には化粧もせず、髪もぼさぼさになることもあります。
そんな時に、「子育ても手伝うよ」の意識では、足らないんです。
2人の子どもだから、2人で育てる。家事も子育ても一緒にやる。
結婚して、子どもを欲しいを思っている婚活男性は、ここ!をもっと真剣に向けあう気持ち・姿勢を今から持ってほしい。楽しいことばかり想像するのではなく、自分のこととして捉えてほしいです。
その気持ちを今から持てば、きっと、婚活中の女性からは、しっかり考えてくれる人と、思ってもらえます。
この人と人生を歩んでいきたい!と思ってもらえます。
まとめ
結婚をして子どもが生まれて、幸せな結婚生活をしたいと思っている婚活男性は多いです。
そんな婚活男性に向けて、知っておくべきことを3つお伝えしました。
「子どもができて当然!ということを口にしない」
子どもができても、できなくても、パートナーと充実した結婚生活を送るという心構えが大事です。
それでなければ、子どもができないから離婚する。ということになります。
「ブライダルチェックは自分から進んで受けておきましょう」
不妊の原因の半分は男性であることを理解して、検査を受けることで、女性を安心させてあげましょう。
くれぐれも話題にするタイミングは慎重に!
「子育ては手伝うものではなく、一緒にするもの」
2人の子どもは2人で協力して育てよう。
育児の大変さに理解ある男性なら、女性は安心して結婚を考えられます。
とってもデリケートな問題ですが、男性もきちんと理解して、婚活しましょうね。
きっと、Happyな将来が待っていますよ。