結婚式費用はどう決める?後悔しないための考え方

Kotopuro(コトプロ)について

こんにちは。大阪梅田の結婚相談所kotopuro代表、婚活コンサルタントの岩田寿子です。

結婚が決まると、多くのカップルが最初に直面するのが「結婚式にどのくらいお金をかけるか」という問題です。
平均費用は約300万円とも言われますが、「そこまで出せない」「何にどれだけ使うべきか分からない」と悩む方は少なくありません。

今回は、結婚式費用を「どう決めれば後悔しないか」という視点で、婚活コンサルタントの立場からお伝えします。


結婚式費用の平均と実態

全国平均は約300万円前後

リクルートブライダル総研の「結婚トレンド調査2024」によると、結婚式の総額平均は約310万円。
ただし、この金額は招待人数や会場の種類によって大きく変わります。

  • ホテルウェディング:平均350万円以上
  • 専門式場:平均320万円前後
  • レストランウェディング:平均250万円前後
  • 家族婚・少人数婚:100〜150万円程度

ご祝儀による相殺

実際には、ご祝儀で半分近くがまかなえるケースも多く、「自己負担額は平均150万円程度」というデータもあります。
とはいえ、費用をどう配分するかは、二人の結婚観や親御様の意向によって変わります。


費用を決めるときに考えるべき3つの視点

① 誰のための結婚式か

前回の記事でも触れましたが、結婚式は「二人のため」だけでなく「親への感謝を伝える場」でもあります。
「親に喜んでもらえる式にしたい」という気持ちが強ければ、多少費用をかけてでも形に残す価値があります。

② 優先順位を決める

  • ドレスや衣装にこだわるのか
  • 会場や料理を重視するのか
  • 写真や動画をしっかり残したいのか

すべてにお金をかけると際限がありません。
**「ここだけは譲れない」「ここはシンプルで良い」**という線引きをすることで、後悔の少ない選択ができます。

③ 将来の生活とのバランス

結婚式は一日ですが、その後の生活は何十年も続きます。
「結婚式に使いすぎて新生活が苦しくなった」という声も耳にします。
逆に、「節約しすぎて親に申し訳なかった」と後悔する人も。

結婚式費用は“未来の生活”と“親への感謝”の両方を見据えて考えることが大切です。


実際にあったケース

ケース①:家族婚にして正解だったカップル

kotopuro卒業生のAさん夫妻は、「お金を抑えたいけれど、親には晴れ姿を見せたい」と悩んでいました。
結果、家族だけの少人数婚を選び、費用は120万円ほど。
「両親がとても喜んでくれたし、無理のない金額で安心できた」と話していました。

ケース②:ドレスと写真に集中したカップル

Bさん夫妻は「大勢の披露宴は苦手」との理由でフォトウェディングを選択。
費用は50万円ほどでしたが、アルバムや動画を充実させ、「親も写真を見て満足してくれた」と笑顔で報告してくれました。

ケース③:盛大に挙げたカップル

Cさん夫妻は「親戚や友人にしっかりお披露目したい」とホテル挙式を選択。
費用は350万円ほどでしたが、ご祝儀で大半をカバー。
「お金はかかったけど、一生に一度のことだから後悔なし」と語っていました。


婚活コンサルタントからのアドバイス

💬 吹き出し例

結婚式って高すぎませんか?新生活に回した方がいい気がして…

代表 岩田
代表 岩田

「わかります。でも“親御様に晴れ姿を見せる価値”はお金以上ですよ。優先順位をつけて決めれば、後悔は減らせます」


後悔しないためのステップ

  1. まず予算の上限を決める
  2. 二人と親の意見をすり合わせる
  3. 優先順位を明確にする
  4. 見積もりを複数比較する
  5. 将来の生活費とのバランスを考える

この流れを押さえておけば、「やっぱりやめておけばよかった」と後悔する可能性はぐっと下がります。


まとめ

結婚式費用は「高い」「無駄」と思う人もいれば、「一生に一度だからこそ惜しまない」という人もいます。
正解はありませんが、後悔しないためには次のポイントが大切です。

  • 親への感謝を伝える場としての価値を忘れないこと
  • 二人の結婚観に合ったスタイルを選ぶこと
  • 将来の生活とのバランスを考えること

「結婚式は誰のためにするのか」を改めて考えながら、費用を決めてみてください。
その答えは、きっと二人の幸せなスタートに繋がります。

次に読むべき記事はこちら👇

結婚式は誰のため?親への感謝が伝わる瞬間

婚活成功への第一歩:自分の結婚観を言語化する方法

参考資料

リクルートブライダル総研 結婚トレンド調査

ゼクシィ 結婚費用の実態

kotopuro公式ホームページ