「好きじゃないけど、悪くない人なんです」
婚活中の女性からよく聞くのがこのセリフ。
「まだ好きじゃないんです…でも、嫌いではないんです。」
一見、前向きなようで、実はとても悩ましい言葉。この“好き”の正体をどう捉えればいいのか、そしてこの気持ちとどう向き合えば良いのか、今回は婚活コンサルタントの視点から深掘りしていきます。
第1章:「まだ好きじゃない」は普通の感情です
婚活において「まだ好きじゃない」と感じるのは、実はごく自然なことです。

「3回会ったけど、ときめかないんです…」

「ドキドキしないのに、このまま交際を続けていいんでしょうか?」
ドラマや漫画のような“ビビッ”とくる恋愛を期待していると、仮交際中の穏やかな関係に物足りなさを感じるのも無理はありません。しかし、大人の恋愛や結婚においては「好き」よりも「信頼感」や「安心感」が土台となるケースが多いのです。
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第2章:「好き」は育てるものという視点を持つ
では、「まだ好きじゃない」相手と関係を深めていく意味はあるのでしょうか?

答えは「YES」
恋愛感情は時間と経験の中で育まれるもの。
特に、恋愛経験が少ない方や理性的な女性ほど「恋に落ちる」感覚を持ちにくい傾向にあります。

「気づいたら彼がいないと寂しいと思ってた」

「安心して話せる人ってすごく貴重だとわかった」
こうした声も多く、最初の“無感情”が、やがて“安らぎ”へと変わることも少なくありません。
第3章:「好きじゃない」=「ナシ」ではない
「ときめかない=交際終了」と決めつけるのは早計です。
むしろ、以下のチェックポイントを満たしていれば、続けてみる価値は十分あります。
❤️ 仮交際継続チェックリスト
- 話しやすい、会話にストレスがない
- 自分らしくいられる
- 将来の話に否定的でない
- 相手のペースが穏やかで安心できる
- LINEやデートの誘いが自然で丁寧

「ドキドキより、ほっとする感じ…それって大事なのかも?」

この“ほっとする”が、結婚相手として大きな資質なのです。
第4章:「好きになるか不安です」の本音を紐解く
婚活で「好きになれなかったらどうしよう」という不安が強い方は、実は次のような不安を抱えているケースがあります。
- 自分の感情に自信がない
- 恋愛経験が少なく“正解”がわからない
- 過去の恋愛と比較してしまう
- 「好きにならなければならない」というプレッシャー
こうした心のブロックを外すには、自分の感情に優しく向き合い、「恋愛とはこうであるべき」という思い込みを手放すことが必要です。
第5章:仮交際で見極めるべき「好き」のサイン
婚活においては、時間と回数をかけることでしか見えない“相性”があります。
以下のような小さな変化に気づいたら、それが「好き」になりかけているサインかもしれません。
- 会った後、相手のことを考えている
- 自然と笑顔になる時間が多い
- 次のデートが待ち遠しい
- LINEが来ると嬉しい
- 些細な優しさに「いいな」と感じた

「“キュン”じゃなくて“じわじわ好き”ってあるんですね」
第6章:「好きじゃないから終わり」はもったいない!
「まだ好きじゃない」で終わらせてしまうと、自分自身の恋愛の幅を狭めてしまう可能性があります。

「もっと会っていれば、あの人と結婚していたかも…」

これは実際に成婚者からも聞こえてくる“後悔の声”です。
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第7章:仲人に相談することもひとつの方法
「まだ好きじゃないけど、交際を続けてもいいの?」
そんなときは、ひとりで悩まず結婚相談所のカウンセラーに相談を。
中立的な視点でアドバイスを受けることで、「好き」の感情にとらわれ過ぎずに判断ができるようになります。

「“好きかどうか”より、“信頼できるか”で見ていきましょう」
おわりに:恋は、いつでも始められる
「まだ好きじゃない」という状態は、決してネガティブなものではありません。
むしろ、“余白のある恋”は、時間とともに美しく育つ可能性を秘めています。
恋愛に正解はありません。
“ときめかない自分”を否定するのではなく、“心地よい関係”を大切にしてみましょう。

「心が動く瞬間は、いつか必ず訪れます」
