こんにちは。大阪梅田で少人数制の結婚相談所 kotopuro 代表の岩田です。
私たちは毎日、「決断」と「選択」を繰り返し生活しています。日々のちょっとした買い物から人生における大きな選択まで含めると、人が1日に何らかの意思決定をする回数は5,000回以上と言われています。
今日、何を着るか?昼食に何を食べるか?職場や家庭でも優先順位をつけて行動しています。
実は、あなたが想像している以上に、毎日は「決める」ことを絶えず行い続けています。
また、最近では、常に情報が溢れかえり、無意識に大量の情報を自分で取捨選択をしているため、「選択疲れ」「決断疲れ」にも陥ってしまいます。結果、選択すること、決断することを、「放棄」したり「先送り」したり、あるいは衝動的な決断で後悔につながることもあるのではないでしょうか?
結婚相談所での婚活も、お相手を選ぶ、お見合いを申し込む、申込を受ける、断るなど、常に「選択」と「決断」の連続なのです。婚活疲れも、この連続に疲れる、結果に疲れてしまうことが原因です。
今回は、「婚活疲れ」に陥らないためのヒントをご紹介します。
日頃から、優柔不断で悩む。問題を先送りにしてしまう。なぜか決められない。と悩んでいる方には、
きっと、自分が満足する結論に至る考え方が見つかると思います。

「決められない自分」から「決断できる自分」になるための4つのヒント
既に手にしているものの価値を客観的に見直す

第3者が客観的に見た時に、「それって本当にいいものなの?」と思う「モノ」や「人間関係」を手放すことができない人がいます。
人は一度自分のものになった瞬間に、それを本来の価値以上に高く見積もってしまう習性があります。
例えば
・子どもの頃から集めているアイドルグッズが捨てられない
➡以前は好きだったので、もう買えないものだから大切なものだと思っている。
・あまり相性は良いと思わないけれど、趣味のグループが一緒で会っている友人。
➡自分に本当に必要かではなく「大事な人脈/存在」と思っている
そんな時は、「これを失ったら、再びお金やパワーをかけてまで、手に入れたいのか」と自分に問いかけてみましょう。
「もし、これを処分したら、同じ金額を出してもう一度買いたいと思うか?」
「この関係がなくなったら、何か支障がおきるのか?」
自分に改めて問いかけることで、思い込んでしまった価値をリセットし、自分にとっていい決断をする助けになるはずです。
問いかけた結果が、YESなら自分にとって価値があるものなので、引き続き大切に。
NOなら、これまでの関係性を見直したり、手放しても良いのでないでしょうか?
サンクコストに捉われない

サンクコスト(埋没費用)とは、「すでに支払ってしまい、取り返すことのできない金銭的・時間的・労力的なコスト」のことです。このサンクコストのせいで、合理的な判断ができなくなる場合がしばしなあります。
例えば、
・おつきあいをして3年の恋人がいるけれど、将来的な希望があわないように感じていても、「別れたら、これまでの3年間が無駄になる」とつきあい続けている。
➡恋人とすごした期間に関わらず、別れを選択することで、新しい出会いや別の機会に恵まれる可能性があります。
・以前から楽しみにしていたコンサートの日に、体調が悪く感じたけれど、無理をして出かけた。
➡チケットが払い戻しが効かない以上、その購入に費やしたお金や労力のことは忘れて、まずはコンサートに行ける体調であるかどうかを判断すべきですし、体調が悪ければ、楽しめない、周りの迷惑をかけることも想像しましょう。
「もったいない」「せっかくだから」と思う自分がいたら要注意です。
サンクコストにばかり捉われていたら、「本当に楽しめる機会」「有意義な時間」を失ってしまっている可能性があるのです。
第3の選択肢を考えて見る

毎日の選択や決断の中で、ついAかBの選択をしてしまいますが、どうしても選びきれない時には、A、B以外の選択肢を検討することも考えてみましょう。
判断をする場面において、AかBか迷うことはよくあります。悩んでいると視野も狭くなりがちです。一度、視野を広げる、選択肢を見直すことで、新たな発見が見つかることもあります。
「第3の選択肢」を検討する
マキシマイザーorサティスファイザー

人は何か行動した際にもたらされた結果に対しての反応のしかたが、2つに分かれます。
いつも最高の結果を追求しようとする「マキシマイザー」タイプ
ある程度の結果で納得ができる「サティスファイザー」タイプ
それぞれ、一長一短はありますが、「決断後の満足度」だけを比較すると、満足度が高いのはサティスファイザータイプと言われています。
すなわち、マキシマイザータイプは完璧主義なため、よりよいもの、Bestの選択をしたいと考えるため、もたらされた結果に対して、もっといい選択肢があったのではないか。と思いがちで、選択の結果が90点だったとしても、「100点じゃなかった」ことに不満を抱いてしまいます。
サティスファイザータイプは、「大体でOK」「ないものを求めるのではなく、あるものにフォーカスする」ことができます。
婚活は人生のパートナーを探す活動ですが、極端なことを言えば、世界中のお相手全員と会って相性や価値観を確かめ合うなんてことは不可能です。
完璧な選択をしたい。と思うばかりに、機会を逃す、満足できない。結果ストレスがたまり、選択すらできなくなる。
世の中に、絶対ということはありません。結婚は不確定要素ばかりです。
完璧な選択を追い求めるのではなく、自分にとっての最善の選択であると肯定すること。
「今はこれが自分にとって最善だ」と思い、その選択に感謝する。
「絶対に正しいかはわからないが、いい選択をした」と思えれば、自分の決断を肯定でき、その後の人生の満足度も上がるはずです。
最後に
迷う時、悩む時には、ついつい眠れない状態になることもありますが、睡眠不足では、最良の選択はできません。
しっかり眠ることで、自分の思考も整理でき、最善最良の選択ができます。
大人になり、自分のことは自分で決めるしかなく、それのプレッシャーを感じることもありますが、自分のことは自分しか幸せにできないものです。
自分で選択しを見つけ、選べるからこそ、自分の人生を楽しく思えるのです。
自分の日々の決断が、より自分らしく生きる自信に満ちたものになります!
